皆さんは少しでも英会話が上達したいという思いで、日々学習に取り組んでいると思います。
それでも中々話せるようにならない、少しでも早く話せるようになりたい人には是非取り組んで欲しいことがあります。
ここでは、それについて、私の経験から上達のコツを紹介したいと思います。
最初は少し抽象的かもしれませんが、あまり固く考えずにコーヒーブレイクと思って読み進めてみてください。
さて、早速ですが、英会話の上達で必要なのは何だと思いますか?
リスニングですか?
文法ですか?
単語ですか?
それとも発音?
どれも確かに大切だとは思いますが、もっと大切なことがあります。
これは語学留学した時に痛感したことです。
たったの数ヶ月で、同じ英語を話せない留学生であっても、伸び方が全く異なることに気づきました。
伸びる方にも2種類います。
1つは、元々基礎英語力が高い人です。例えば、TOEIC800~900点台の人だったりが良い例じゃないでしょうか。
彼らは高い基礎知識を持っていて、これまで実用していなかっただけなので、生の英語に触れる時間が増えるだけで簡単に伸びて行きます。
そしてもう1種が、今回注目している内容であり、同じ時間をかけても、上達する人としない人の大きな差になると思います。
それは、『対象への興味』です。
対象への興味・・・・え?何それ?と思われるかもしれませんね。もう少し詳しく説明します。
英会話って、話してなんぼの世界だと思います。読んで字のごとく、『英語の会話』ですから。
会話をするということは、何か『話題』が必要になりますよね。
知人のTomと偶然出会って、「Hello!」だけだったらこれはただの挨拶です。皆さんはその続きを話すために学習しているはずです。
あいさつ+『話題』が欲しい!そう思いますよね?
話題ってなんだろう?
たとえば、私は野球が大好きで大好きで、野球の話ならば丸一日話せたりします。
だから、野球の話題だったら英語でも分からないなりに、知っている単語をぐちゃぐちゃにつなげてでも相手に伝えたい・・・・。
やあ!トム、昨日もイチローはヒットを打ったね!というように。
そしてトムも野球好きならば、そこからはイチローの話題でもちきりです。
自分が好きなことだから、興味があることだからこそ、話すことが出来ます。(ここ重要)
興味がないことって話せませんよね。
例えば、私はサッカーに興味がないのに、友人とサッカーの話をすることができません。英語はもちろんのこと日本語でもむりでしょう。だって、興味がないのですから。
このように会話をするためには話題が必要であり、話題を作るためには物事への興味が必要不可欠なのです。
私で言うところ、野球=話題=興味の対象 となります。
だから、野球の話なら英語でも話せる気がするのです。
ここまでで、英語(というよりも会話)は興味がないと成り立たちません、とういことを話してきました。
では、あらゆることに興味がないと会話はできないのか?
日本語で考えて見て下さい。あなたが全く興味のない話題を話しかけられたら何て答えますか?その話題を引き伸ばして会話を続けないといけないとしたらなんて返しますか?
It’s not for me….なんて返したりしますか?
それも1つの選択です。ですが、会話をしたい(英語を話したい)のならばこう考えましょう。
『それについて興味を持ち始める』
興味がないのならば、興味を持てばよい
たとえば、私はあまり関わらない知人からサッカーの話題を振られたとしましょう。
「昨日のロナウドのPK見たかい?とてもクールなシュートに興奮したよ!」と。
私はサッカーの試合を見ていないし、そもそもロナウドを知りませんが、ここでこう返します。
「見ていなかったなー。どんなシュートだったんだい?」
シュートに対してどんなものだったのか(興味)を相手へ聞き返します。
これが『話題へ興味をもつ』ということです。このようにすれば会話は続くと思いませんか?
留学中の授業でもよくあることなのですが、話題が無くて無言のグループがあったりします。
英語も出来ないし話題もないしでは、会話が成り立ちません・・・。それでは伸びませんよね。
だから、例え分からない話題でも興味を持たなければいけません。
興味を持つことができれば会話はできるのです。(ここ重要)
長くなりましたね。
このように、話題に興味を持つことが会話をすること(英会話を話すこと)には必要不可欠なのです。
つまり、英会話を上達させることに必要不可欠です。会話が無ければ英語を話す必要もありませんからね。
私は、全く英語が話せない(中学レベルの単語もできない)人たちが、半年~1年程度の語学留学でみるみる英語を上達させて、日本語の通じない環境でバリバリ会話して生活して、そんな姿を実際に目の当たりにしています。
もちろん彼らの努力以外のなんでもないと思うのですが、彼らはいつでも積極的に話しかけて学んでいました。つまり、物事への興味が大変貪欲、好奇心旺盛で、会話をし尽くしていました。
これは、話す対象が異国の人だから、ということも大きかったかもしれません。
初めて海外へ来た彼らにとって、文化の違いは大変魅力的で、話しても話しても話し足りなかったでしょう。
そんな生活を1年も続けているので英語も反射的に出てくるようになったのだと思います。
もちろん、毎晩遅くまで勉強もしていたし、計り知れない苦労があったことは言うまでもありません。彼らは単語も文法も中一レベルだったので・・・。
さて、冒頭に述べたことを改めて言います。
英会話で大切なことは『対象への興味』だと思います。
また、これを踏まえて次のことをまとめておきたいと思います。
- 英会話の上達に会話は欠かせない。
- 会話をするためには話題への興味が必要。
- 話題に興味が無ければ、興味を持てば良い。(What,Who,Which,When,Why,Howなど疑問系で返すのがコツ)
留学について
勧めているわけではありませんが、時間に都合がつけられるならば留学を体験することはかなりおすすめします。
その場合、日本人留学生が少ないところを狙いましょう。毎日英語だけが耳に入ってくる環境に身を置くことは少なからず効果があると思います。ビザなしてでも最長3ヶ月ほどいけます。
英会話教室について
留学の都合がつけられない(ほとんどがそうだと思いますが)場合は、オンライン英会話が良いと思います。
毎日25分から、自宅で24時間365日、好きなときにマンツーマンで外国人講師と会話ができます。
私のおすすめはDMM英会話です。初心者向きで講師の量・質ともに良く、世界各国の人と会話することができます。
たとえば、話題についてもそれぞれの国について、どういう文化なのか、普段はどんなことをしているのか、最近の流行など、日常会話だけでも話題は広がります。
最後までお読みいただき有難う御座いました。少しはお役にたてたでしょうか。
会話(アウトプット)する場は、英会話上達に欠かせません。普段から英語を話せる、自分にとって話しやすい環境作りに挑戦していきましょう。